
賃貸不動産経営管理士とは?仕事内容や資格の活かし方を紹介
12月25日に、令和7年度賃貸不動産経営管理士の合格発表がありました。私も受験し、合格することができました。
令和7年度賃貸不動産経営管理士の申込者数36,360人、受験者数31,792人 合格点38点/50問中 合格率29.5%という結果となりました。今回は、 賃貸不動産経営管理士について書きます。
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賃貸不動産経営管理士とは何か──資格の基本と役割
賃貸不動産経営管理士は、2021年に国家資格となった、賃貸住宅管理業の適正化・健全化を目的とした専門資格です。不動産業者における「業務管理者」としての要件を満たし、賃貸住宅の入居中から退去までの管理、重要事項説明や長期修繕計画の提案、トラブル対応など幅広い業務を担います。
この資格は、大家様の資産運用の支援や入居者の安心・安全な居住の確保など、不動産管理に関する専門性を発揮し、公正かつ中立的な立場で業務を行うことが期待されています。社会的課題の増加や賃貸住宅の管理業務の高度化の中で、欠かせない存在です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置義務 | 賃貸住宅管理業者ごとに「業務管理者」を1名配置する必要があり、この資格はその要件を満たす |
| 主な業務 | 入居者募集・契約・管理・更新・修繕提案・トラブル対応など |
| 目的・効果 | 管理業務の適正化、大家様・入居者の安心確保、業界の信頼性向上 |
このように、賃貸不動産経営管理士は法制度上必要とされる専門性を備えた存在であり、不動産管理におけるプロフェッショナルとして、業界全体の信頼性向上にも寄与します。

合格率や難易度から見る試験の実態
賃貸不動産経営管理士試験は近年、国家資格化以降に難化傾向が続いています。以下の表は近年の受験者数・合格率・合格点の推移です。
| 年度 | 受験者数 | 合格率 | 合格点(得点率) |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年) | 約31,792名 | 29.5% | 38/50(76%) |
| 令和6年度(2024年) | 約30,194名 | 24.1% | 35/50(70%) |
| 令和5年度(2023年) | 約28,299名 | 28.2% | 36/50(72%) |
2024年度は合格率24.1%と過去最低を記録し、試験の難易度が一段と上がっていることが分かります。受験生の4人に3人以上が不合格となる厳しい結果です。過去数年では合格点はおおむね7割前後の設定で、確実な得点が不可欠です。
試験形式は、2019年以前は40問でしたが、2020年より50問に増加しました。そのため、出題量の増加とともに試験時間も延長(例:90分→120分)され、全体として学習負荷が高まっています。
受験者数は国家資格化後に急増しており、2014年度の数千名から2022年以降は毎年3万人前後の規模で推移しています。受験者の増加により競争の激化が続いている状況です。
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学習時間の目安としては、100~200時間程度が一般的です。例えば、1日1時間の学習であれば3〜7か月、1日2時間なら1.5〜3.5か月での合格も見込めますが、直前対策や過去問演習を重視することが重要です。
このように、合格率と出題形式の変化、受験者数の増加により、現在の賃貸不動産経営管理士試験は難易度が高まっており、効率的かつ計画的な学習が求められます。

賃貸不動産経営管理士の活用場面と将来展望
賃貸不動産経営管理士(以下、管理士)は、賃貸住宅管理に関する専門的な知識と技能を備えた国家資格であり、賃貸管理業における「業務管理者」として配置要件を満たす人材としても重要です。具体的には、管理契約の適正化や建物・設備に関する維持保全、入居者の居住安定確保など、業務の多岐にわたる領域で責任ある役割を果たします 。
将来的にもこの資格の価値は高まる見通しです。現在、管理士は国家資格化に伴い「4大不動産系資格」の一つとして位置づけられており、今後は独占業務や業務管理者としての法的役割の拡充が期待されています。そのため、現時点での取得は、将来に向けた競争優位につながる可能性が高いです 。
実務面では、管理士の資格を有すると、管理会社において管理戸数200戸以上の物件について、正式に「業務管理者」を担えるようになります。この役割を持つことで、法令遵守の下で管理受託契約を締結でき、会社全体の信頼性や営業範囲の拡大に貢献できます 。
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また、資格取得を通じて培った体系的な法令遵守やトラブル対応の知識は、キャリアの幅を広げることにもつながります。不動産仲介や管理業務にとどまらず、金融機関・建築業・保険業界などでも評価される専門性となります 。
| 活用場面 | 具体的な効果 |
|---|---|
| 業務管理者としての配置 | 賃貸住宅管理業法に基づき、管理会社に必須の役割として契約締結が可能 |
| キャリアアップへの後押し | 専門性の証明により、不動産以外の業界でも信頼される人材に |
| 将来的な独占業務への期待 | 国家資格としての重要性が増し、制度的に有利な立場を確保 |

学習方法とリソースの活用法
私は、宅地建物取引士を持っており、民法や宅建業法などの知識が一通りありましたので、勉強時間は2、3週間程度過去問をやっただけで合格できました。とはいえ、過去問は7周ほどやり、ノーミスで答えられるようにまで追い込んでます。賃貸不動産経営管理士試験に効率よく合格するためには、以下のポイントを意識することが重要です。まず、テキストで知識の全体像を把握し、過去問を繰り返し解くことで出題傾向や重要ポイントをしっかり押さえましょう。これは多くの受験生にとって基本でありながら最も確実な学習法です 。私はテキストを購入せず過去問集しか買いませんでした。過去問集だけで充分、合格できます。
宅地建物取引士資格と重複する内容が多いので、宅地建物取引士とW受験すると効率が良いです。宅地建物取引士試験は10月試験ですので、宅地建物取引士試験日までは宅地建物取引士試験勉強、翌日から賃貸不動産経営管理士勉強を開始し、11月に賃貸不動産経営管理士受験が最も効率が良さそうです。賃貸不動産経営管理士は1ヶ月も勉強時間があれば余裕で合格できる資格なので、効率よく勉強していきましょう。
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また、通信講座を併用することで、独学では得にくい最新の傾向分析や法改正情報のサポートを受けられます。特にアガルートやスタディングなどは、動画講義やスマホ対応の教材によってスキマ時間を活用でき、モチベーションの維持にも役立ちます 。
| 項目 | 内容 | 活用のコツ |
|---|---|---|
| テキスト | 試験範囲を網羅 | 重要ポイントにマーカー・メモ記録 |
| 過去問 | 出題傾向把握と理解定着 | 繰り返し解き、間違いはまとめて復習 |
| 通信講座/動画教材 | 講師解説・最新情報と法改正対応 | スキマ時間活用や学習継続に有効 |
モチベーションを維持するには、毎日の学習習慣を作成し、学習スケジュールを可視化することが効果的です。学習進捗を記録し、達成感を得られる形で管理してください。加えて、苦手分野を付箋やノートでまとめておき、本番直前に繰り返し見直すことで記憶の定着が図れます 。

まとめ
賃貸不動産経営管理士は、賃貸物件の管理と運営に不可欠な専門資格です。ハウスコミット富里は不動産売買専門店のため、業務には必要がない資格ではありますが年々難問化していますので、早めに取得しておこうと当店舗から4名が挑戦し私を含め2名が合格しました。本記事では資格の基本や主な役割、試験の難易度や勉強法、さらに今後の展望まで詳しく解説しました。多様化する賃貸市場で活躍したい方や、キャリアアップを目指す方には大きなチャンスが広がっています。資格取得に挑戦することで、新たな仕事の可能性が生まれるでしょう。今こそ一歩踏み出して、目標達成を目指してみませんか。


